DeNA TechCon 2017 開催レポート【3】

こんにちは、 SWET グループの加藤です。

DeNA TechCon 2017 が2017年2月10日に開催されました。

DeNA TechCon レポート第 3 回となる本記事では、 DeNA の基盤技術に迫った

の 3 つの発表をご紹介します。

DeNAの動画配信サービスを支えるインフラの内部

024.JPG

IT基盤部の HATA がライブ配信の SHOWROOM とスマートフォンの生放送・実況配信サービス Mirrativ を題材に、動画配信サービスを安定して運用するためのノウハウについて発表しました。

生放送のための Origin サーバと Edge サーバの構成、負荷分散、障害発生時の自動対応、低遅延を実現するための工夫、インスタンスの状態遷移、監視体制、オートスケールの仕組みについてなど、盛りだくさんの内容でした。

特に、オートスケールに関しては、求められるものに応じて何度もスクラッチから実装し直しているとのこと。

こうして作られたインフラ基盤によって、 SHOWROOM 3周年記念の 24 時間生放送や AKB48 45th シングル選抜総選挙、横浜DeNAベイスターズ主催試合生中継など多くの視聴者のいた放送でも安定して配信できたそうです。

スライド: DeNAの動画配信サービスを支えるインフラの内部 #denatechcon from DeNA

DeNAでのチート診断・脆弱性診断の取り組み

134.JPG

セキュリティ技術グループの SUGIYAMA が、サーバー・クライアントで成り立つスマホ向けゲーム開発におけるチート対策について発表しました。

セキュリティ・キャンプでの講義 にも使われたチート対策の学習用アプリを題材に、典型的なチート手法が紹介されました。

この学習用アプリはブラウザで動くため開発者ツールで簡単に改竄できるため、チートを行う攻撃者の視点から脆弱性対応を学べるとのこと。また、ネイティブアプリであってもチートの手法は基本的に同じであり、クライアントに関しては完全なチート防止は無理なので、サーバ側でのデータ改竄を防止することが重要だそうです。

スライド: DeNA_Techcon2017_DeNAでのチート・脆弱性診断への取り組み from Toshiharu Sugiyama

147.JPG

また、スマートフォン向けゲームのチート対策に関しては、同じセキュリティ部の MURAKAMI の発表「SafetyNetを使ってゲームを守る」もありました。こちらもあわせて見ると、より理解が深まると思います。

DeNAの取り組むテストエンジニアリング

157.JPG

SWET グループの OKITA KUNIO が発表しました。 SWET は SoftWare Engineer in Test を意味する言葉であり、 DeNA ではソフトウェアテストをリードする役割を持つ部署です。

テストエンジニアリングに求められるスキルの紹介や、事業サポートとテスト基盤といった、ロールにあわせた SWET 内でのチーム体制が説明されました。

また、新たな取り組みとして、ツールのバージョンアップを監視し、即座に動作確認を行い、アップデートしても安全化をチェックするマスティフというツールや、安定したパイプラインを実現するための Microservices の構成、クローラの探索による自動チェッキングといった挑戦が語られました。

さらに、 AI による E2Eテストの自動化にも取り組んでいるとのこと。現在はまだ学習データを収集するための基盤づくりの段階だそうですが、将来的にはこれまで踏み込まれなかった領域にまで自動化が進みそうです。

最後に

この他にも、 TechCon では数多くの発表がなされました。公式サイトのスケジュール画面 に、発表の動画とスライドへのリンクがありますので、どうぞごらんください。

次回の記事が DeNA TechCon レポートの最終回となります。お楽しみに!

ツイート
シェア
あとで読む
ブックマーク
送る
メールで送る